エクソン、第2四半期利益見通しは市場予想に届かず 精製マージン低下

米石油大手エクソンモービルが８日発表した第２・四半期の利益見通しは約８３億ドルで、市場予想を１７％下回った。写真は米テキサス州ボーモントの石油精製施設。２０２３年３月撮影（２０２４年　ロイター／Bing Guan）

Sabrina Valle　Tanay Dhumal

[ヒューストン ８日 ロイター] - 米石油大手エクソンモービルが８日発表した第２・四半期の利益見通しは約８３億ドルで、市場予想を１７％下回った。

主力の石油・ガス生産による利益は前年同期の４６億ドルから６２億ドル前後に増加する見込み。ただ精製マージン低下が前年同期に比べて１１億─１５億ドル相当の利益下押しにつながるという。

今回の利益見通しには、シェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズを６００億ドルで買収したことに伴う生産量増加の影響は含まれていない。

買収手続きは５月３日に完了。パイオニアを傘下に収めたことで、エクソンの第２・四半期の生産量は石油換算の日量で前期比５０万─５５万バレル上積みされる。

エクソンは８月２日に第２・四半期の業績を発表する予定だ。