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午後3時のドルは一時161円台、株高でリスクオン取引 円じり安

ロイター / 2024年7月9日 15時44分

 7月9日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅円安の160円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2024年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 9日 ロイター] -

午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅円安の160円後半で取引されている。日経平均が1000円近く上昇して史上最高値を更新するなどリスクオンムードの下、円が全般に弱含みとなった。

ドルは朝方の160円後半からじり高となり、一時161.13円まで上昇。5日の米雇用統計発表後以来の高値を付けた。特段の手掛かりは見当たらなかったものの、日経平均が連日の高値更新となり、リスクオン取引が優勢となった。

市場では、きょう米国で行われるパウエル連邦準備理事会(FRB)議長と、イエレン財務長官の議会証言に大きな関心が寄せられている。内容次第では、今月3日につけた38年ぶり高値の161円後半を上抜けて「162円台を試す可能性もある」(国内証券アナリスト)という。

円は対ドル以外でも軟調。前日海外で史上最安値を更新した対ユーロでも、174円前半と安値圏で推移したほか、対英ポンドも205円後半から206円前半へ売られた。

ユーロ/ドルは1.08ドル前半と前週末の終盤とほぼ変わらずの水準を推移している。7日に行われたフランスの総選挙を受けて一時急落したものの、最も懸念されていた極右の躍進が抑えられたことで、下げ渋っている。

フランス国債投資のリスク度合いを示すひとつの尺度とされる、対ドイツ国債との利回り格差は、前日に1カ月ぶり水準へ低下した。しかし「フランスは組閣すら困難な状況で、先行き不透明感が強い状況はしばらく続く」(外銀アナリスト)として、利回り格差が再び、6月下旬につけた12年ぶり高水準に接近する可能性を予想する声もあった。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 160.90/160.91 1.0827/1.0831 174.23/174.24

午前9時現在 160.85/160.88 1.0829/1.0833 174.21/174.23

NY午後5時 160.81/160.86 1.0822/1.0826 174.05/174.09

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