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サッポロHD株主のファンド、優良不動産のスピンオフ上場提案

ロイター / 2024年7月9日 16時43分

Shinichi Uchida

[東京 9日 ロイター] - サッポロホールディングスの大株主でシンガポール拠点の投資ファンド、3Dインベストメント・パートナーズは9日、サッポロの株主向けに保有不動産の切り離し策を提案したと発表した。3Dは、恵比寿ガーデンプレイスをはじめ優良不動産の保有会社を税制適格スピンオフで上場させるなどでサッポロの時価総額が約64%上昇するという。

3Dは、企業価値最大化のためサッポロがどのような切り離し方法を選択するかは極めて重要と指摘。具体策として、不動産保有法人(サッポロ不動産開発)の税制適格スピンオフや個別物件の完全売却が候補に含まれる必要があり、価値向上が見込める物件をスピンオフし、価値向上の余地のない物件に関しては投資家への完全売却を提案した。

3Dは切り離し策の実現により、サッポロの時価総額は、不動産保有会社を含め7220億円まで64%程度上昇すると見込んでいる。

サッポロ株の買い増しにより、3Dは1月に筆頭株主となったことが判明した。かつてはサッポロを「深刻なアンダーマネジメント状態」と指摘し経営改革を要求したが、サッポロが「戦略検討委員会」を設けたことなどを評価し、対話を続けていた。

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