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日経平均は反発、米株高や円高一服が支え 連休前の手仕舞いも

ロイター / 2024年8月9日 15時46分

 8月9日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比193円85銭高の3万5025円00銭と反発して取引を終えた。写真は6日、都内で撮影(2024年 ロイター/Willy Kurniawan)

(第3段落に情報を追加しました)

Noriyuki Hirata

[東京 9日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比193円85銭高の3万5025円00銭と反発して取引を終えた。米株高や円高の一服を好感した買いが優勢だった。国内の連休を前にして手仕舞い売りが強まりマイナスに転じる場面もあったが、大引けにかけて持ち直した。

日経平均は441円高で始まり、一時840円高の3万5671円31銭に上値を伸ばした。米国市場でのハイテク株高を受けて、寄与度の高い半導体関連株などで買いが先行した。ドル/円が147円台後半と円安方向だったことも投資家心理を支えた。

買い一巡後は、次第に上値が重くなった。後場にドル/円が146円後半に弱含むと、日経平均は一時マイナスに転じた。神経質な相場が続く中、国内の3連休を控えた週末で手仕舞い売りが強まった。一時385円安に下落した。前日に宮崎県南部で最大震度6弱の地震が発生したことも投資家心理の重しになった。大引けにかけては、再び持ち直した。市場では「二番底への警戒感はあるが、中小型株を含めてリバウンドの動きが幅広くみられており、いい方向に向かっている感触は強い」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれた。

TOPIXは0.88%高の2483.3ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.88%高の1278.03ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆3348億2300万円と膨らんだ。東証33業種では、値上がりは非鉄金属やその他金融、サービスなど23業種、値下がりは電気・ガスや空運、ゴム製品など10業種だった。

前日に決算を発表したリクルートホールディングスが6%超高だったほか、業績予想の上方修正を発表したフジクラはストップ高だった。ソフトバンクグループは5%高。一方、資生堂は12%安、ネクソンは15%安だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1225銘柄(74%)、値下がりは392銘柄(23%)、変わらずは29銘柄(1%)だった。

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