1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

仏ワイン生産、今年は天候不順で平均未達か 価格への影響は不明

ロイター / 2024年8月10日 2時26分

フランス農業省は9日、2024年の国内ワイン生産量が4000万─4300万ヘクトリットルに減少するとの見通し(暫定推計)を発表した。フランスのベトンで2020年8月撮影(2024年 ロイター/Charles Platiau)

[パリ 9日 ロイター] - フランス農業省は9日、2024年の国内ワイン生産量が4000万─4300万ヘクトリットルに減少するとの見通し(暫定推計)を発表した。5年平均の4420万ヘクトリットルに届かず、23年の4790万ヘクトリットルを大きく下回る。

世界最大のワイン生産国であるフランスは今年、非常に湿度の高い天候によってブドウ畑で病害が広がったほか、一部地域ではひょうや霜に見舞われた。

ワインは蒸留酒とともにフランス最大の輸出品の一つとなっている。国内消費の減少でボルドーなど一部の生産地が打撃を受けており、最近の農家による抗議活動の一因ともなっている。

生産量の減少がワインの価格全体に与える影響ははっきりしていない。大手は通常、希少なビンテージ(年代もの)の価格を上げる傾向にあるが、フランスは世界市場での激しい競争にさらされている。

フランス農業省によると、初夏の高湿により多くのワイン生産地でウドン粉病が発生したため、大きな損失をもたらす可能性がある。また、開花期の高湿や気温低下の影響で、多くのブドウ畑で花や葉、若い果実が落下した。

ただ、数カ月にわたる降雨で湿った土壌が生産量の減少を抑制する可能性があるとも言及した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください