巨大な中国市場、米国にとって脅威ではなく機会＝中国商務次官

　９月７日、 中国の王受文商務次官（写真）は天津市で行われた米中貿易協議で、巨大な人口を抱える現代中国は米国にとって脅威ではなく機会だと語った。北京で２０２３年３月撮影（２０２４年　ロイター/Florence Lo）

[上海 ７日 ロイター] - 中国の王受文商務次官は７日、天津市で行われた米中貿易協議で、巨大な人口を抱える現代中国は米国にとって脅威ではなく機会だと語った。中国商務省が明らかにした。

王氏とマリサ・ラーゴ米商務次官（国際通商担当）が共同議長を務める今回の協議は今年２回目の開催。

７日の声明で中国側は、両国の経済界から提起された政策とビジネス上の問題について「専門的、合理的かつ現実的」な協議を行ったと説明。米国の対中関税を含む問題について懸念を表明することに専念したとし、中国は過剰生産能力を口実にした貿易・投資制限に反対していると述べた。

中国商務省は今週、米国は中国製品への関税を全廃すべきだと表明していた。