トルコ大統領、イスラム諸国に対イスラエル拡張主義の同盟訴え

９月７日、 トルコのエルドアン大統領（写真）は、イスラエルによる「拡張主義の脅威の高まり」に対抗するため、イスラム諸国が同盟を結ぶべきだと述べた。アンカラで４日撮影（２０２４年　ロイター/Murad Sezer）

[イスタンブール ７日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は７日、イスラエルによる「拡張主義の脅威の高まり」に対抗するため、イスラム諸国が同盟を結ぶべきだと述べた。

エルドアン氏はイスタンブール近郊のイベントで、イスラエルによるヨルダン川西岸での入植地拡大に抗議するデモに参加していたトルコ系米国人女性が６日、イスラエル軍によって殺害されたと説明。「イスラエルの傲慢、強奪、国家としてのテロリズムを止める唯一の道は、イスラム諸国による同盟だ」と訴えた。

トルコが最近エジプトおよびシリアとの関係を改善したのは、イスラエルの拡張主義に対抗して連帯するのが目的だとも語った。

イスラエルのカッツ外相はエルドアン氏の発言について「危険な嘘であり、扇動だ」とする声明を出した。