ロシア軍傘下集団、ＮＡＴＯとＥＵにサイバー攻撃＝独情報機関

　９月９日、ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁（ＢｆＶ）は、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）や欧州連合（ＥＵ）諸国にサイバー攻撃を仕掛けているとして、ロシア軍情報機関（ＧＲＵ）の「２９１５５部隊」に属するサイバーグループに対して警告を発した。２月撮影（２０２４年　ロイター／Dado Ruvic）

[ベルリン ９日 ロイター] - ドイツ情報機関の連邦憲法擁護庁（ＢｆＶ）は９日、北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）や欧州連合（ＥＵ）諸国にサイバー攻撃を仕掛けているとして、ロシア軍情報機関（ＧＲＵ）の「２９１５５部隊」に属するサイバーグループに対して警告を発した。

この集団は「ＵＮＣ２５８９」、「カデット・ブリザード」、「エンバー・ベア」として知られ、スパイや破壊工作を目的とした活動を展開し、ウェブサイトの改ざんや盗まれたデータの公開を行っているという。

ドイツ政府は今年、ロシアが独与党・社会民主党のほか、物流、防衛、航空宇宙、ＩＴ（情報技術）分野の企業に対してサイバー攻撃を行ったと非難した。