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アップル、生成AI対応iPhone16発表 価格据え置き

ロイター / 2024年9月10日 8時21分

米アップルは9日、生成AI(人工知能)機能を搭載した新型スマートフォン「iPhone16」を発表した。写真はティム・クック最高経営責任者(CEO)。同日撮影(2024年 ロイター/Manuel Orbegozo)

Max A. Cherney Kenrick Cai

[クパチーノ(米カリフォルニア州) 9日 ロイター] - 米アップルは9日、自社の生成AI(人工知能)機能「アップルインテリジェンス」に対応した新型スマートフォン「iPhone16」を発表した。20日から販売し、AIサービスは10月以降、利用可能になる。

AI技術の導入により音声アシスタント「Siri(シリ)」の性能や、被写体の識別といったカメラの機能が向上するという。iPhoneの販売が減速する中、アップルは買い替え需要を喚起したい考え。

ティム・クック最高経営責任者(CEO)は「この次世代iPhoneは、アップルインテリジェンス向けに一から設計した。刺激的な新時代の幕開けになる」と語った。 

アップルインテリジェンスは、言語設定が英語(米国)の場合10月の基本ソフト(OS)更新に伴い試験版として利用可能になる。その他の地域で話されている英語に対応したバージョンが12月に利用可能になり、中国語、フランス語、日本語、スペイン語などの言語は2025年に対応する。

iPhone16の端末は13日に予約の受付を開始し、20日から販売する。

価格はiPhone16が799ドルから、iPhone16Plusが899ドルからと、「15」から据え置いた。新型半導体「A18」を搭載し、カメラ専用のボタンが追加された。

このほか、一段と高速な半導体「A18Pro」を搭載した「iPhone16Pro」と「iPhone16ProMax」も発表。価格はiPhone16Proが999ドルから、iPhone16ProMaxが1199ドルから。 

米調査会社IDCのアナリスト、ナビラ・ポパル氏は「iPhone利用者で3─4年同じ端末を使い続けてる人はきっと最新版が欲しくなるだろう。今後利用可能になるサービスもあるが、AI時代に乗り遅れずに済むからだ」と分析した。

アップルインテリジェンスはまだ中国政府から販売承認されていないため、当初は中国で起爆剤になることはないとの指摘もある。

AI機能は「15Pro」と「15ProMax」でも今後、利用可能になる見込み。

アップルはまた、腕時計型端末「アップルウオッチ」の新機種「シリーズ10」も発表。これまでの機種より薄型で、画面は最大30%大きい。睡眠時無呼吸症などの長期的な健康問題の発見のほか、転倒などの緊急事態の検知と対応など、スポーツや健康問題に関する機能を拡充した。価格は399ドルから。 

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