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豪中銀、ターム資金調達ファシリティー再開は極端な状況下のみ=総裁補

ロイター / 2024年10月9日 11時25分

 10月9日、オーストラリア準備銀行(中央銀行)のケント総裁補は9日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に開設した緊急融資プログラム「ターム資金調達ファシリティー(TFF)」について、中銀に多大なコストをもたらしたことなどから再導入するのは、極端な状況においてのみになるとの見解を示した。写真は同行の前を通る配送業者。シドニーで2016年5月撮影(2024 ロイター/Jason Reed)

[シドニー 9日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)のケント総裁補は9日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)期に開設した緊急融資プログラム「ターム資金調達ファシリティー(TFF)」について、中銀に多大なコストをもたらしたことなどから再導入するのは、極端な状況においてのみになるとの見解を示した。

ケント氏はシドニーでの講演で、TFFはパンデミック発生時に設定された目的を達成したが、金利上昇に伴い中銀の関連コストは推計で90億豪ドル(60億7000万米ドル)に上ったと指摘。

このうち約40億豪ドルは、銀行が家計や企業の借り入れ需要を満たすために資金を必要としていなかった2020年9月にTFFを延長するという決定がもたらしたと述べた。

「理事会はキャッシュレートの目標が可能な限り引き下げられた極端な状況において、このような手段を検討するだろう。しかし、それは幅広いシナリオと関連リスクを考慮した上で、パンデミック期よりも広範な運用上の選択肢をもって行われる」と述べた。

21年6月に終了したTFFは総額1880億豪ドルの資金を銀行に提供。融資残高の最終トランシェは今年6月に全額返済された。

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