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午前の日経平均は反発、米国株高を好感 次第に伸び悩み

ロイター / 2024年10月9日 12時5分

 10月9日、午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比241円16銭高の3万9178円70銭と、反発した。写真は株価ボードのそばに立つ人。都内で2月撮影(2024 ロイター/Issei Kato )

Hiroko Hamada

[東京 9日 ロイター] - 午前の東京株式市場で日経平均は、前営業日比241円16銭高の3万9178円70銭と、反発した。前日の米国株高の流れを引き継いで堅調にスタートしたが、次第に伸び悩む展開となった。為替相場が円高に振れたことが重しとなったほか、相場全体を押し上げる材料が乏しく、上値を抑えられた。

日経平均は前営業日比447円高でスタートした後、一時518円高の3万9456円28銭で高値を付けた。前日の米市場でフィラデルフィア半導体指数(SOX指数)が上昇したことが好感され、指数寄与度の大きい半導体株やハイテク関連株が買われた。ただ、為替市場でドル/円が円高に振れた場面では日経平均も次第に伸び悩み、前場後半にかけ一進一退となった。

市場では「国内材料が乏しく日本株は方向感が出にくくなっている」(楽天証券経済研究所・シニアマーケットアナリスト、土信田雅之氏)との見方が聞かれる。土信田氏は「石破茂首相の政策がどうなっていくのかまだ見極めが難しく、積極的な買いが手控えられている面もありそうだ」と話した。

目先の日経平均は3万8000円―4万円のレンジでの推移が想定されており、これから本格化する企業決算が良ければ4万円台を上抜ける可能性もあるという。

TOPIXは0.01%安の2698.93ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆8439億1100万円だった。東証33業種では、小売、サービス、情報・通信など13業種が値上がり。鉱業、保険、電気・ガスなど20業種は値下がりした。

個別では、セブン&アイ・ホールディングスが4%超高と堅調。カナダのアリマンタシォン・クシュタールが同社に1株18.19ドル(約2700円)、総額7兆円の新たな買収提案を行ったことが関係者への取材で分かったとブルームバーグが報じ、手掛かりとなった。

指数寄与度の大きいファーストリテイリング、ソフトバンクグループは小幅高。アドバンテストは3%超高、東京エレクトロンは1%超高だった。一方、INPEX、出光興産は3%超安で軟調。

プライム市場の騰落数は、値上がり778銘柄(47%)に対し、値下がりが815銘柄(49%)、変わらずが52銘柄(3%)だった。

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