トランプ氏、エネ生産拡大表明 バイデン氏故郷で労働者にアピール

　１０月９日、米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は、バイデン大統領の故郷ペンシルベニア州スクラントンで集会を開いた（２０２４年　ロイター/Brendan McDermid）

Steve Holland

[スクラントン（米ペンシルベニア州） ９日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は９日、バイデン大統領の故郷ペンシルベニア州スクラントンで集会を開いた。選挙で勝利すれば米国のエネルギー生産を拡大すると述べ、ブルーカラー労働者層にアピールした。

トランプ氏がペンシルベニア州を訪問するのは過去５日間で２回目。同州は１１月の大統領選の行方を左右する重要な激戦州とみられている。

トランプ氏は数千人の支持者を前に「ペンシルベニアで勝利すれば、大統領選で勝利する」と述べた。

演説ではエネルギー政策に焦点を当てた。フラッキング（水圧破砕法）を用いたエネルギー生産に従事する同州労働者にとって重要な問題だ。

「ペンシルベニアを世界のエネルギーサプライヤーにする。あなた方のエネルギー価格を半分にする」としたほか、「エネルギーの自立とエネルギー支配を実現する」と述べた。