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動物間の鳥インフル拡散防止策訴え、WOAHが初の米死者発生で

ロイター / 2025年1月9日 9時37分

国際獣疫事務局(WOAH)は1月8日、米国で初の鳥インフルエンザ患者死亡が発生したことを受け、人への感染拡大防止のため動物間の拡散防止対策を強化する必要があるとの見解を示した。2015年8月、コートジボワールの養鶏場で撮影(2025年 ロイター/Luc Gnago)

Sybille de La Hamaide

[パリ 8日 ロイター] - 国際獣疫事務局(WOAH)は8日、米国で初の鳥インフルエンザ患者死亡が発生したことを受け、人への感染拡大防止のため動物間の拡散防止対策を強化する必要があるとの見解を示した。

鳥インフルは近年世界的に拡散し、食料価格上昇や新たなパンデミック(世界的感染拡大)などの懸念につながっている。

WOAHのスベラン事務局長はロイターに「この現状は、動物の発生源におけるリスク管理の重要性を浮き彫りにしている。これは、鳥インフル拡散と人への感染防止のために極めて重要だ」と述べた。

また、世界的な拡散と感染種の多さ、特に米国の乳牛で前例のない流行となっていることから、野鳥や野生動物のウイルス監視にさらなる投資を要望。

「現状の認識が不十分だと人々の感染確率が高まるほか、家禽(かきん)、豚、牛、野生動物の間でウイルスが循環する可能性が生じる。ここでウイルス変異が起こり、パンデミックに発展する恐れがある」と述べた。

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