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トランプ氏の機密文書問題、報告書公表を当面見送り=司法省

ロイター / 2025年1月9日 16時11分

 1月8日、米司法省は、トランプ次期大統領(写真)の機密文書の取り扱いに関するジャック・スミス特別検察官の報告書について、トランプ氏の関係者2人の起訴が進行中であることを理由に、当面は公開しない方針を明らかにした。写真は、米アリゾナ州フェニックスで「ターニング・ポイントUSA」が開催した「アメリカフェスト」でスピーチするドナルド・トランプ次期米大統領。2024年12月撮影(2025年 ロイター/Cheney Orr)

Sarah N. Lynch Andrew Goudsward

[ワシントン 8日 ロイター] - 米司法省は8日、トランプ次期大統領の機密文書の取り扱いに関するジャック・スミス特別検察官の報告書について、トランプ氏の関係者2人の起訴が進行中であることを理由に、当面は公開しない方針を明らかにした。

司法省はアトランタの連邦控訴裁判所に提出した書類で、スミス氏の報告書の一部は、司法監督の責任を負う特定の議員に公開されると説明した。

同省によると、スミス氏はトランプ氏に関する2つの報告書をまとめた。ガーランド司法長官は当面、2020年の大統領選挙の結果を覆そうとした疑惑に関する前半部分のみを公表する予定としている。

トランプ氏の大統領選勝利を受けて、司法省は同氏に対する刑事訴訟を取り下げた。しかし、トランプ氏の側近2人に対しては、機密文書の取り扱いを巡る訴訟を進めている。

司法省は、議会のメンバーに報告書の一部を開示することで、2人の被告の利益を守りつつ、公共の利益を促進するとの認識を示した。

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