レバノン国債価格が上昇、新大統領選出「復興への第一歩」
ロイター / 2025年1月10日 4時2分
Marc Jones
[ロンドン 9日 ロイター] - レバノン国民議会が9日、2年以上空席となっていた大統領に軍司令官ジョセフ・アウン氏を選出したことを受け、深刻な危機状態にあるレバノン経済の改善に向けた対応ができるとの期待を背景にレバノン国債価格が上昇した。
アウン氏は大統領選定を巡る作業が12回失敗した後、選出された。レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラの影響力の低下が示された。
金融調査会社テリマーのアナリスト、ハスナイン・マリク氏は、アウン氏の大統領選出は「復興への非常に長い道のりの第一歩」との見方を示している。
レバノン国債は、ヒズボラがイスラエルとの交戦によって弱体化した2024年9月ごろから上昇基調にあった。同年12月下旬以降ほぼ連日上昇しているものの、レバノン国債は20年以来デフォルト(債務不履行)の状態となっており、依然として最も評価の低い国債の1つだ。
世界銀行はイスラエルとヒズボラの紛争によるレバノンの損失額は85億ドルに上ると試算しており、レバノンの再建に向けては国際的な支援が不可欠な状況にある。
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