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ウクライナ大統領、鉱物巡る米との「ディール」に前向き姿勢

ロイター / 2025年2月10日 8時5分

 2月7日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ米大統領が軍事支援継続の条件としてレアアース(希土類)など重要な鉱物資源の供給を求めたことを受け、協議に前向きな姿勢を示した。キーウで撮影(2025年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

Tom Balmforth Olena Harmash

[キーウ 7日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は7日、トランプ米大統領が軍事支援継続の条件としてレアアース(希土類)など重要な鉱物資源の供給を求めたことを受け、協議に前向きな姿勢を示した。

ロイターのインタビューで「取引(ディール)について話しているのであれば、取引をしよう。賛成だ」と発言。かつては機密扱いだったレアアースなどの広大な鉱床の地図を広げた。

その上で、いかなる合意にも同盟国による安全保障が必要になると強調した。

ウクライナとロシアの戦争の早期終結を求めるトランプ氏は3日、米国の支援に対してウクライナからの「応分の見返り」を望んでいると表明。レアアースなどの提供についてウクライナと取引をしたいと考えていると述べていた。

ゼレンスキー氏は、レアアース鉱床の約半分を含むウクライナの鉱物資源の20%弱がロシアの掌握地域にあるとし、「プーチン(ロシア大統領)を阻止し、ウクライナ中部の非常に豊かなドニプロ(ドニエプル)地方を守る必要がある」と述べた。

また、資源を「手放す」のではなく、共同で開発する互恵的なパートナーシップを提案していると強調した。

米国の液化天然ガス(LNG)を貯蔵するためにウクライナの広大な地下ガス貯蔵施設を利用する案をホワイトハウスと協議していることも明らかにした。

「トランプ政権がこれに非常に関心を持っていることは分かっている。われわれにはウクライナへのLNG供給契約を結ぶ準備と意志がある。欧州全体の拠点となるだろう」と語った。

ゼレンスキー氏は、プーチン氏よりも前に自身がトランプ氏と直接会談することが重要だとも述べ、「そうでなければ、ウクライナ抜きでのウクライナに関する協議のようになる」と指摘した。

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