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ツイッターがTikTok米国事業に関心、実現性は不透明=関係者

ロイター / 2020年8月10日 8時16分

 関係筋によると、トランプ米大統領が取引禁止令を出した短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収に、米ツイッター が関心を示している。写真はTikTokのロゴ。1月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[8日 ロイター] - トランプ米大統領が取引禁止令を出した短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業買収に、米ツイッター が関心を示していることが分かった。関係者2人によると、運営会社である中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)に接触したという。

ティックトックを巡っては、米マイクロソフト が米国事業などの買収に向けて交渉中。ツイッターがマイクロソフト以上の提案をできるかどうかは不透明だと、関係者は語る。また、バイトダンスに売却を迫るためにトランプ大統領が定めた取引禁止の期限までに、交渉をまとめられるかどうかも分からないという。

ツイッターの株式時価総額は約300億ドル。売却した場合のティックトック資産とほぼ同額で、ツイッターは追加の資金調達が必要になると、関係者は言う。

「ツイッターは米国事業の買収でさえ、資金調達に苦労するだろう。十分な借り入れ余力がない」と、ミシガン大学ビジネススクールのエリック・ゴードン教授は言う。

関係者の1人によると、ツイッターの株主であるシルバ―レイクが資金の融通に関心を示している。

ツイッターは、マイクロソフトよりも当局の監視を受けにくいと考えているという。また、中国で事業を行っていないことから、同国当局からも圧力がかかりにくいとみているという。

ロイターの取材に対し、ティックトック、バイトダンス、ツイッターいずれもコメントを拒否した。

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