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東証1部企業、10─12月期経常益3.8%減 7日時点=SMBC日興

ロイター / 2020年2月10日 14時39分

[東京 10日 ロイター] - SMBC日興証券の集計によると、2月7日までに2019年第3・四半期(10─12月)決算を発表した東証1部企業(金融除く)の経常利益は前年同期比3.8%減少した。内訳は製造業が同7.4%減、非製造業は0.4%増で、相対的に製造業の苦戦が目立っている。

2月7日時点で全体(金融除く)の76.0%となる1025社が発表を終了した。このうち2020年3月期通期の経常利益予想を下方修正したのは162社で、上方修正した98社を大きく上回った。

下方修正した162社の内訳は製造業が111社、非製造業が51社。一方、上方修正した98社のうち、製造業は53社、非製造業が45社。製造業だけで比較すると、下方修正した銘柄数が上方修正した銘柄数の2倍以上になっている。

業種別では、化学、電機、機械の下方修正が多かった。「例年、着地が見えてくる第3・四半期決算で下方修正するケースはそれほど出ないが、今回は米中を中心とした貿易問題の影響を反映して増加した可能性がある」(SMBC日興証券のチーフクオンツアナリスト、伊藤桂一氏)との声が出ていた。

20年3月期通期の経常利益予想は前年比6.3%減。製造業が11.8%減。非製造業が0.5%増となっている。

トヨタ自動車は6日の決算発表で通期業績予想を上方修正したが、白柳正義執行役員は決算会見で、新型肺炎拡大の影響を「織り込んでいない」と説明。今後どうなるかを注視しており、「現時点で何か申し上げることは難しい」と述べていた。現時点で、多くの企業が通期見通しに新型肺炎の影響は大きく織り込んでいないとみられている。

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