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米民主党大統領候補、選挙集会の予定変更も 新型ウイルス踏まえ

ロイター / 2020年3月10日 10時43分

 3月9日、米大統領選の民主党候補指名獲得を目指すバイデン前副大統領(右)とサンダース上院議員(左)は、今後の選挙集会を計画するに当たり、新型コロナウイルスのリスクについて公衆衛生専門家の意見を聞く考えを示した。写真は2月、サウスカロライナ州チャールストンで開かれた討論会で撮影(2020年 ロイター/Jonathan Ernst)

[9日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補指名獲得を目指すバイデン前副大統領とサンダース上院議員は9日、今後の選挙集会を計画するに当たり、新型コロナウイルスのリスクについて公衆衛生専門家の意見を聞く考えを示した。

両候補とも、現時点で新型ウイルスを理由とした大規模集会の中止には踏み切っていないが、専門家は感染リスクの高い人に対し、大規模な集まりを回避するよう促している。

トランプ大統領はこれまでに、選挙集会を中止しない考えを示している。

サンダース氏は、10日に予備選を予定するミシガン州で行われたラウンドテーブルで、「米国のあらゆる組織が新型ウイルスによる業務への影響を検証している。われわれの陣営もそうだ」と発言。「地元保健当局と事前に話し合わずに集会を開くことはない」と述べた。

バイデン氏はNBCで、保健当局からリスクを指摘されれば集会の中止を検討すると言明。「米疾病対策センター(CDC)の助言に耳を傾ける」とし、「専門家の意見に従う。専門家が屋内の大規模集会を開くべきでないとの見解なら、そうした集会は中止する」と述べた。

こうした中、近く予備選や党員集会を予定する一部の州は、投票者の感染リスクを抑える取り組みに乗り出している。

17日に予備選を予定するフロリダ州は、有権者に期日前投票を検討するよう呼び掛けている。同日に予備選を行うアリゾナ州は、投票所の係員が感染や感染への不安から当日出勤しない可能性に備え、代替要員の確認などを行っている。

10日に予備選を控えるミシガン州では、当局が投票所の係員に対し、投票ブースやその他設備の消毒を徹底するよう指示した。

シカゴがあるイリノイ州クック郡の報道官によると、同郡は17日の予備選に向け、投票時間延長や期日前投票所の変更、さらには投票日変更の権限を要請しているという。

アメリカ労働総同盟・産業別組合会議(AFL─CIO)は、フロリダ州オーランドで12日に予定されていた大統領選候補者によるフォーラムを中止したと明らかにした。

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