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スペインの学校や議会、新型コロナで閉鎖 感染拡大阻止へ

ロイター / 2020年3月11日 1時34分

スペインでは新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、複数の地域で休校を決めた。バルセロナで2月撮影(2020年 ロイター/Nacho Doce)

[マドリード 10日 ロイター] - スペインでは新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、複数の地域で休校を決めた。イタリアからの航空便も停止する。議員に感染者が出たことで議会下院も最低1週間、休会となる。

スペインはユーロ圏で4番目に大きい経済国。10日時点で35人が死亡、感染者は1622人に上り、感染件数は1週間で10倍になった。イタリアには程遠いものの、欧州で最も被害が大きい国の一つだ。

政府が開いた閣議の掲示板によると、11日からイタリアからの全ての航空便を最低2週間停止する。

議会では極右政党ボックスのハビエル・オルテガ・スミス下院議員が新型ウイルス検査で陽性を検出。ボックス党は、通知があるまで党内の全ての議員が在宅で職務に当たると述べた。これを受け、下院は1週間休会となった。

スペインのプロサッカーリーグは最低2週間、無観客で試合を行うと明らかにした。

学校も幼稚園から大学まで閉鎖し、マドリードでは153万人の児童や生徒に影響する。ワインの産地リオハ州や北部バスク州の州都ビトリアでは数万人に影響が出る見込み。マドリード当局は、上級生は週明けからオンラインで授業を受けるとしている。

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