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財政・金融政策の併用、新型ウイルスの影響軽減に寄与=豪中銀副総裁

ロイター / 2020年3月11日 8時10分

[シドニー 11日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)のデベル副総裁は11日、新型コロナウイルスの感染拡大によって豪経済がどの程度影響を受けるかは依然として不透明だとした上で、財政政策と金融政策を併用することが厳しい時期を乗り越える支援になるとの見解を示した。

副総裁は、新型ウイルスの流行が終息すれば、豪経済は回復するとの期待を示した。

RBAは昨年6月以降、100ベーシスポイント(bp)の利下げを実施し、政策金利は過去最低の0.5%となっているが、金融市場<0#YIB:>では早ければ来月にも0.25%への追加利下げが行われると予想されている。

デベル副総裁は「ウイルスと豪経済」と題した講演で、「政府は雇用、所得、小規模事業、投資を支援する意向を表明した。歓迎される経済支援を提供するだろう」と述べた。

「財政政策と金融政策の併用は、厳しい時期を乗り越える支援になる。ウイルス終息後の早期回復に向けた良好な経済状況の確保につながる」と語った。

中国を震源とする新型ウイルスの感染は世界100カ国以上に広がり、観光業やサプライチェーンに打撃を与え、世界の金融市場を揺るがしている。

副総裁は「結果として、世界経済は2020年第1・四半期とそれ以降に著しく弱まる見込みだ」と指摘した。

RBAは第1・四半期のサービス輸出が少なくとも10%減少するとみている。

副総裁は、サービス輸出が豪国内総生産(GDP)の5%を占めることから同四半期のGDPを0.5%ポイント押し下げるとの見方を示した。

また、第2・四半期以降については不透明感が強過ぎて新型ウイルスの影響を評価できないとした。

*内容を追加して再送します。

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