マスク着用、新型コロナ感染第2波の防止に効果=英調査
ロイター / 2020年6月10日 11時30分
6月10日、英ケンブリッジ大学とグリニッジ大学は、マスク着用の普及が新型コロナウイルスの伝播を制御可能な水準に抑制し、外出制限との併用で感染拡大の第2波を防止できる可能性があるとする調査結果を発表した。写真はロンドンで8日撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)
[ロンドン 10日 ロイター] - 英ケンブリッジ大学とグリニッジ大学は10日、マスク着用の普及が新型コロナウイルスの伝播を制御可能な水準に抑制し、外出制限との併用で感染拡大の第2波を防止できる可能性があるとする調査結果を発表した。
調査は、ロックダウン(都市封鎖)だけでは感染抑止効果は期待できないが、マスク着用率が十分だった場合には感染率は劇的に減少するとの結果を示したという。
ケンブリッジ大学で研究を主導したリチャード・スタット氏は、新型コロナウイルス感染症に対する効果的なワクチンが開発され、一般に利用可能になるまでの間は、マスク着用の普及と社会的距離の確保や一部の外出制限を併用することが、パンデミック(世界的な大流行)対応と経済活動の再開を両立する上での「容認できる方法」だと指摘した。
この研究では、マスク着用とロックダウン期間について異なる条件下で、1人の感染者が平均で何人を直接感染させるかを示す再生産数(R)を調査。公共の場で常にマスクを着用していた場合、症状が表れてからマスクを着用した場合に比べて、Rの減少に2倍の効果があることがわかったという。
また、調査に用いた全ての条件下で、50%以上の人がマスクを常用していればRを1.0以下に抑制することができ、その効果は大きいとした。
この記事に関連するニュース
-
新型コロナ“第11波”か 「薬代が高く服用を断る患者も」検査や薬などの費用はいま【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月19日 20時26分
-
新型コロナ感染第11波「入った」 昨夏ピークと同等まで拡大可能性も、奈良県医師会長
産経ニュース / 2024年7月18日 19時32分
-
陽性時の隔離と報告義務を撤廃、「新型コロナとの共生」ステージへ(マレーシア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月11日 10時20分
-
マジ? 絶対「速度出せない装置」導入! 日本はどうなる?どんな影響があるの? 欧州で始まる!
くるまのニュース / 2024年7月8日 20時25分
-
AIで病気に対抗、ロボットの手足…100歳まで生きる夢 [韓国記者コラム]
KOREA WAVE / 2024年7月1日 11時0分
ランキング
-
1トランプ氏殺害予告の男逮捕=SNSに投稿―米フロリダ州
時事通信 / 2024年7月21日 5時49分
-
2トランプ氏“暗殺未遂事件”で蔓延する“陰謀論”と“フェイク” 右派も左派も拡散の異常事態 深まる分断 米大統領選の行方は【報道特集】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月20日 21時30分
-
3トランプ氏、右耳の傷は幅2センチ=元主治医が明かす
時事通信 / 2024年7月21日 14時26分
-
4在韓米軍、F16飛行隊増強 ソウル南方基地で1年間
共同通信 / 2024年7月21日 5時28分
-
5空爆で死亡した妊婦から胎児救出 ガザ病院
AFPBB News / 2024年7月21日 14時39分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)