豪コモンウェルス銀に集団訴訟、保険商品巡り

　６月１０日、豪銀最大手コモンウェルス銀行（ＣＢＡ）が販売した保険商品を巡り、同行の顧客が１０日、集団訴訟を起こした。写真はシドニーで２０１８年２月撮影（２０２０年　ロイター／Daniel Munoz）

［１０日　ロイター］ - 豪銀最大手コモンウェルス銀行（ＣＢＡ） が販売した保険商品を巡り、同行の顧客が１０日、集団訴訟を起こした。

原告側はＣＢＡが販売したクレジットカード保険と個人ローン保険について、保険を請求できる見込みが極めて低いなど価値のない商品だったにもかかわらず販売されたと主張している。

集団訴訟を担当する法律事務所スレーター・アンド・ゴードンのアンドリュー・ポール氏は「当事務所は依然として多数のＣＢＡ顧客から連絡を受けている。ＣＢＡはこれらの顧客に当該商品を販売すべきではなかったが、まだ問題を是正していない」と述べた。

ウエストパック銀行 とオーストラリア・アンド・ニュージーランド（ＡＮＺ）銀行 も２月に同様の訴訟を起こされた。ナショナル・オーストラリア銀行（ＮＡＢ） は昨年１１月、同様の集団訴訟で４９５０万豪ドル（３４３７万米ドル）を支払うことで和解した。