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豪、7月までに新型コロナほぼ消滅の見込み=保健当局者

ロイター / 2020年6月10日 15時45分

 6月10日、豪ニューサウスウェールズ州の保健当局者は、国内の新型コロナウイルスは7月までにほぼ消滅する見込みとの見解を示した。写真は3月、シドニーのオペラハウス前で撮影(2020年 ロイター/Loren Elliott)

[メルボルン 10日 ロイター] - 豪ニューサウスウェールズ(NSW)州の保健当局者は10日、国内の新型コロナウイルスは7月までにほぼ消滅する見込みとの見解を示した。人口が最も多いNSW州は同日、市民スポーツを7月1日に解禁すると発表した。

NSW州保健当局のウイルス学者、ビル・ローリンソン氏は「われわれは6─7月までに新型コロナウイルスが国内から概ね消滅するとの希望を抱いてきた。ほぼ見通し通りになっている」と述べた。

この日の報告によると、オーストラリアの新型コロナ感染者はNSW州で3人、ビクトリア州で4人増え、全国の累計は7274人となった。

感染者数は少なくとどまっているが、クイーンズランドと西オーストラリア州などは州を越えた移動の制限をまだ解除していない。

これについてニュージーランドのピーターズ副首相は地元のテレビ番組で、豪州とニュージーランド間の旅行再開に向けた動きを遅らせていると指摘。ニュージーランドのアーダーン首相は8日、新型コロナウイルス感染防止のため導入した措置について、入国規制以外全てを解除すると発表した。

ピーターズ氏は「ロックダウン(都市封鎖)に入る前にわれわれは解除後に両国間の(旅行)バブルで成功を収める話をしていた」と述べ、豪州の一部の州とニュージーランド間の渡航を先ず再開する可能性に言及。「豪州の最も遅い州に合わせて両国間の移動を制限すべきではない」とした。

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