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ホワイトハウス、トランプ氏擁護 デモ参加者負傷の陰謀説示唆で

ロイター / 2020年6月11日 1時43分

米ホワイトハウスは10日、ニューヨーク州バッファローのデモ参加者が警官に突き飛ばされて負傷した事件でトランプ大統領が陰謀説を示唆したことを擁護した。メリーランド州のアンドルーズ空軍基地で5日撮影(2019年 ロイター/TOM BRENNER)

[ワシントン 10日 ロイター] - 米ホワイトハウスは10日、ニューヨーク州バッファローのデモ参加者が警官に突き飛ばされて負傷した事件でトランプ大統領が陰謀説を示唆したことを擁護した。

トランプ大統領は前日、白人警官による黒人男性暴行死に対する抗議デモに参加し、警官に突き飛ばされ負傷したマーティン・グジーノ氏(75)が急進左派の活動家ネットワーク「アンティファ(Antifa)」の工作員の可能性があると主張し、警官に「押されたよりも激しく転んでいた。仕組まれていた可能性もあるのでは?」とツイートした。主張を裏付ける証拠は示していない。

ホワイトハウスのマクナニー報道官はFOXニュースに対し「大統領は疑問を投じたにすぎず、しかも正当な疑問だ。疑問を投じることはトランプ氏の権利だ」と語った。

トランプ大統領のツイートを受け、野党民主党の間からは批判が噴出。ニューヨーク州のクオモ知事は前日、「嫌悪感を覚える」とし、謝罪するよう要求した。共和党議員やメドウズ大統領首席補佐官らはコメントを控えているという。

複数メディアによると、負傷したグジーノ氏の弁護士はトランプ大統領のコメントについて「邪悪で危険かつ、真実でない」と述べた。

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