中国新規銀行融資は上半期に過去最高を更新、6月も堅調な伸び
ロイター / 2020年7月10日 19時2分
[北京 10日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が発表した2020年上半期の新規銀行融資は12兆0900億元(1兆7300億ドル)で、過去最高を更新した。これまでの最高額は2019年上半期の9兆6700億元だった。
アナリストらは、経済回復の足取りが堅調なものになるまで、当局は強い信用の伸びが維持されることを望むとの見方を示した。
6月単月では、新規銀行融資は前月比22.3%増の1兆8100億元(2582億9000万ドル)となった。当局による金融緩和の継続が背景。5月の1兆4800億元から増加したほか、前年同月の1兆6600億元も9%上回った。アナリスト予想は1兆8000億元だった。
キャピタル・エコノミクスの中国担当エコノミスト、ジュリアン・エバンス・プリチャード氏は、低金利と融資増、政府債の発行増により経済回復が軌道に乗り、生産は年内に新型コロナ危機前の水準に戻る、との見通しを示した。また今後数カ月間、信用供与が一段と拡大すると見込んでいるという。
住宅ローンを中心とする家計向け融資は9788億元で、5月(7043億元)から増加した。企業向け融資も5月の8459億元から9278億元に増加した。
マネーサプライM2の前年比伸び率は5月と同じく11.1%。アナリスト予想も11.1%だった。
人民元建て融資残高は前年比13.2%増で、アナリスト予想と一致した。
銀行融資のほか、新規株式公開、信託会社の融資、債券発行などを含む社会融資総量は6月末時点で12.8%増に伸びが加速。政府債の発行増が寄与した。5月は12.5%増だった。
6月の社会融資総量は3兆4300億元で、5月の3兆1900億元から増加した。アナリスト予想は3兆元だった。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1「きのこの山」模倣品流通受け、明治が知的財産権の保護を強化へ…製造差し止めなどでブランド保護
読売新聞 / 2024年9月24日 16時59分
-
2《ぼったくりと批判殺到》京都・嵐山の人気カフェから「転売シャトレーゼ」が消えた 店員は「品薄で入ってこない」と説明
NEWSポストセブン / 2024年9月24日 7時15分
-
3「うまい棒」12円→15円に値上げ 「許容できる範囲をさらに超え……」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月24日 13時9分
-
4《1個買うと1個もらえる》新作「チョコパイ」が無料ってお得すぎ...。セブン・ミニストップ・ファミマお得企画まとめ(9月24日開始)
東京バーゲンマニア / 2024年9月24日 12時37分
-
5昭和に大ヒット「青春という名のラーメン」令和に復活! 熱湯1分、タイパ志向に応える 明星食品
食品新聞 / 2024年9月24日 9時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください