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上海証券取引所、アントの上場申請を18日に審査

ロイター / 2020年9月10日 11時8分

上海証券取引所は9日、中国の電子商取引大手アリババ・グループ<BABA.N>傘下の金融会社アント・グループが提出した中国版ナスダック「科創板(スター・マーケット)」への上場申請について、今月18日に審査する方針を示した。写真はアント社のロゴ。2018年1月に中国・杭州市で撮影。(2020年 ロイター/Shu Zhang)

[香港 9日 ロイター] - 上海証券取引所は9日、中国の電子商取引大手アリババ・グループ 傘下の金融会社アント・グループが提出した中国版ナスダック「科創板(スター・マーケット)」への上場申請について、今月18日に審査する方針を示した。

上場の実現に一歩近づいたとみられる。

アント・グループは、香港取引所と科創板に同時上場する計画。関係筋によると、調達額は最大300億ドルと、世界最大規模になる可能性がある。[nL4N2G407X]

今後の手続きでは、科創板の上場委員会が開催する聴聞会を通過すれば、中国証券当局への上場登録が可能になる。登録が認められれば、公開価格に関する協議を開始する。

アント・グループは9日、同社の決済サービス「支付宝(アリペイ)」部門について、アリババが設立したものだが、戦略的提携契約を締結しており、互いに競争しないことで同意していると説明した。

アントは現在、世界最大のユニコーン企業。香港と科創板に同時上場する初の企業となる。

アントの調達額が300億ドルとなれば、昨年12月に上場したサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>の調達額である294億ドルを上回り、過去最高となる。アリババが2014年に実施したIPOの調達額は250億ドルだった。

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

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