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サウジ政府系ファンド、中国アントIPOに出資検討=関係者

ロイター / 2020年9月11日 8時1分

 9月10日、中国電子商取引大手アリババ傘下の金融会社アント・グループが計画する新規株式公開(IPO)について、サウジアラビア政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が出資を検討している。2018年1月24日、浙江省杭州市の本社で撮影(2020年 ロイター/Shu Zhang)

[ドバイ 10日 ロイター] - 中国電子商取引大手アリババ <9988.HK>傘下の金融会社アント・グループが計画する新規株式公開(IPO)について、サウジアラビア政府系ファンドのパブリック・インベストメント・ファンド(PIF)が出資を検討している。事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。

アントは先月、香港証券取引所と、上海証券取引所の新興企業向け市場「科創版(STAR)」に上場を申請。ロイターが先に関係者の話として伝えたところでは、IPOの規模は最大300億ドルと過去最高額に達する可能性がある。これまでで最高額のIPOは、サウジ国営石油会社サウジアラムコ<2222.SE>が昨年12月に294億ドルを調達した案件だった。

関係者によると、アントは金融アドバイザーを通じてPIFに出資を打診したもよう。1人の関係者は「PIFは出資を考えている」と述べた。

PIFはコメントを拒否し、アントはロイターの問い合わせに回答しなかった。

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