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米FDA、コロナ治療でイーライリリーの抗体薬に緊急使用許可

ロイター / 2020年11月10日 10時26分

米食品医薬品局(FDA)は9日、米製薬大手イーライリリー<LLY.N>の抗体薬「バムラニビマブ」について、新型コロナウイルス治療薬として緊急使用許可を出した。写真は同社のロゴ。仏ストラスバーグ近くの同社現地部門のビルで2018年2月1日に撮影。(2020年 ロイター/Vincent Kessler)

[9日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)は9日、米製薬大手イーライリリー の抗体薬「バムラニビマブ」について、新型コロナウイルス治療薬として緊急使用許可を出した。同薬はトランプ大統領が高く評価し、全ての米国民が利用できるようにすると表明している。

FDAは、緊急使用許可は同薬の臨床試験で、新型コロナの症状が悪化するリスクの高い患者の入院や救急外来の必要性が低下したことに基づくものだと説明。症状が軽度から中度の成人と12歳以上の小児患者への使用が可能になるとした。

一方、新型コロナの入院患者や酸素療法が必要な患者への使用は認められていない。FDAはそうした患者への効果は示されておらず、症状の悪化を招く恐れがあるとしている。

イーライリリーは10月上旬、開発中の新型コロナウイルス抗体療法の緊急使用許可をFDAに申請していた。[nL4N2GY2O7]

10月下旬に査読(ピアレビュー)付きジャーナルに掲載された研究結果によると、新型コロナの症状が軽度から中度の患者452人のうち、抗体薬を投与された人では入院や救急外来が必要になったの人の割合が1.6%と、プラセボ(偽薬)投与の場合の6.3%よりも少なかった。

イーライリリーはこの単一抗体療法以上に、ウイルスのレベルを低下させる効果があるとする複数の抗体を合わせた「抗体カクテル」についても、11月に同様の使用許可を申請する計画を明らかにしている。

同社株は引け後の時間外取引で3.6%上昇。通常取引終値はほぼ変わらずだった。

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