現状判断DI、10月は前月比+5.2ポイント、14年1月以来の高水準=内閣府
ロイター / 2020年11月10日 15時29分
11月10日、内閣府が発表した10月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIが54.5で、前月比5.2ポイント上昇し、6カ月連続の上昇となった。写真は都内で10月撮影(2020年 ロイター/Issei Kato)
[東京 10日 ロイター] - 内閣府が10日に発表した10月の景気ウオッチャー調査では、景気の現状判断DIが54.5で、前月比5.2ポイント上昇し、6カ月連続の上昇となった。現状DIの水準が50を超えたのは2018年1月以来で、14年1月以来の高い水準まで回復した。企業動向関連、雇用関連、家計動向関連がいずれも上昇した。
内閣府は、景気ウオッチャー調査の判断の表現を「新型コロナウィルスの影響は残るものの、着実に持ち直している」とした。
家計動向では「10月からGoToキャンペーンの地域共通クーポンが発行され、東京発着も対象となり、個人客を中心に例年並みの集客が出ている」(北陸・観光型旅館)といった声や「3カ月前には開催できなかった物産催事や外商催事も開催できるようになり、好調に推移」(九州・百貨店)といった状況がある。
企業動向では「新型コロナウィルスの影響で2─3割弱減少していた売上・受注量並びに販売量が少し戻り、売り上げはコロナウィルスによる減少前と同程度に戻ってきている」(東海・電機機械器具製造業)といった状況がうかがえる。
雇用面でも「観光業を中心に人手不足が強まり、非正規が中心だが募集の動きが出てきている」(東海・新聞社)という。
2─3カ月先を見る先行き判断DIは49.1で、前月比0.8ポイント上昇。3カ月連続の上昇となった。
ただ前回調査からの改善幅はわずか0.8ポイント。やや慎重な見方も目立つ。「大阪も感染者が増えているため、外出が控え目になり、外食の機会も減りそう。忘年会も企業はまだ控えており、宴会シーズンは厳しくなりそうだ」(近畿・一般レストラン)といった声が寄せられている。
(中川泉 )
この記事に関連するニュース
-
日銀が7月利上げに踏み切るべきでないこれだけの理由(愛宕伸康)
トウシル / 2024年7月17日 8時0分
-
【6月の街角景気】現状判断DI、4ヵ月ぶりの「改善」も依然として50割れ【解説:エコノミスト宅森昭吉氏】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月10日 7時0分
-
街角景気6月は1.3ポイント上昇、インバウンド寄与 減税効果に期待も
ロイター / 2024年7月8日 15時42分
-
現状判断DIは前月比+1.3ポイントの47.0=6月景気ウオッチャー調査
ロイター / 2024年7月8日 14時9分
-
5月景気動向指数1.3ポイント上昇、3カ月連続改善で判断引き上げ
ロイター / 2024年7月5日 14時40分
ランキング
-
1一級建築士が断言「18畳以下の部屋は6畳エアコンで十分」「分譲価格が一番高い最上階角部屋は電気代がヤバい」
プレジデントオンライン / 2024年8月2日 6時16分
-
2価格交渉、3社が最低評価=タマホーム、エディオンなど―経産省
時事通信 / 2024年8月2日 16時40分
-
3「人気のあのコ、待ってました!」 マクドナルドのX、次回の「ハッピーセット」ヒント画像が話題に
J-CASTニュース / 2024年8月1日 19時25分
-
4日本版ライドシェア、猛暑の時間帯やイベント開催時は稼働制限を緩和へ…「車両足りない」指摘
読売新聞 / 2024年8月2日 20時19分
-
5武田、米国で1000人削減=構造改革、日本でも希望退職
時事通信 / 2024年8月2日 20時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください