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日経平均は6日続伸で高値更新、利益確定売りで一時マイナスも

ロイター / 2020年11月10日 15時51分

 東京株式市場で日経平均は6日続伸し、3営業日続けての高値更新となった。写真は東京証券取引所、10月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 10日 ロイター] -

日経平均

終値      24905.59 +65.75

寄り付き    25087.30

安値/高値   24,833.18─25,279.94

TOPIX

終値       1700.80 +18.90

寄り付き     1697.39

安値/高値    1,694.31─1,716.94

東証出来高(万株) 206535

東証売買代金(億円) 40746.88

東京株式市場で日経平均は6日続伸し、3営業日続けての高値更新となった。前日の米国株式相場が大幅高となった流れを引き継ぎ、日経平均は寄り付き後に2万5000円台を回復。1991年11月以来の水準となった。後場には上昇が一服し、利益確定売りが先行したことで一時マイナス転化する場面もあったが、大引けにかけては一進一退の展開となり小幅高で取引を終えた。

TOPIXは1.12%高で取引を終了。東証1部の売買代金は4兆0746億円で、金額は今年7位の多さとなった。東証33業種中、その他製品、情報・通信業、精密機器、海運業など7種以外は値上がりし、空運業、陸運業、鉱業など景気敏感セクターが値上がり率上位に入った。ワクチン開発のニュースを手掛かりに、空運業は18%を超える上昇となった。

世界的な株高の背景には米大統領選の不透明感が後退したことに加え、ワクチン開発への期待が先行していることがある。市場からは「ワクチンの普及で実体経済の下方リスクが後退すれば、株高は維持されるが、ウイルスの封じ込めにはまだ時間がかかるということになれば、調整の動きが出てくるだろう」(SMBC信託銀行・投資調査部長、山口真弘氏)との見方が出ている。

短期的に株価が急上昇したことで相場の過熱感も意識され始めている。ワクチン開発の見通しがつき、景気回復を具体的にイメージできるようになった一方、米大統領選の結果を先取りして株式市場が上昇していた側面が指摘される。「今後は高値警戒感が強まり、2万4000円を下回る可能性は低いが、上値も重い展開が予想される」(国内証券)との意見も聞かれた。

個別銘柄では、ヤマハ発動機がしっかり。9日に2020年12月期の通期見通しについて、営業利益を200億円から700億円に大幅上方修正し、配当見通しも年15円から年45円に引き上げたことが材料視された。株価は21%高となった。その他、日本航空、東祥なども高い。

半面、任天堂、オイシックス・ラ・大地など、「ウィズ・コロナ銘柄」として好調だった銘柄は売られた。

東証1部の騰落数は、値上がり1337銘柄に対し、値下がりが788銘柄、変わらずが54銘柄だった。

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