原油先物は堅調、コロナワクチン期待やイラク油井攻撃への懸念で
ロイター / 2020年12月10日 13時3分
アジア時間の原油先物はしっかり。英国で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まったことや米国でワクチンの承認が間近となったこと受けて、原油需要が回復するとの期待が強まった。米テキサス州で昨年11月撮影(2020年 ロイター/Angus Mordant)
[メルボルン 10日 ロイター] - アジア時間の原油先物はしっかり。英国で新型コロナウイルスワクチンの接種が始まったことや米国でワクチンの承認が間近となったこと受けて、原油需要が回復するとの期待が強まった。
0200GMT(日本時間午前11時)現在、米WTI先物は0.23ドル(0.5%)高の1バレル=45.75ドル。北海ブレント先物は0.21ドル(0.4%)高の49.07ドル。
アクシの首席市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏はリポートで「ワクチンに対する楽観的な見方が優勢で大幅な下落を抑制している」と分析した。
イラク北部の小規模な油田で9日、油井2カ所が攻撃を受けて炎上した。生産には影響がなかったが原油相場を押し上げる一因となった。イラク政府は「テロ攻撃」としている。
ANZリサーチはリポートで「(攻撃を受けた)油井は小規模だったが、さらなる混乱の懸念が高まった」と指摘した。
米エネルギー情報局(EIA)の週間統計で原油在庫が予想外に大幅増となったが材料視されなかったことにアナリストからは驚きの声が上がった。
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