米政府、今週1850万回分のコロナワクチン配布へ＝ホワイトハウス

３月９日、米ホワイトハウスは、政府は今週１８５０万回分程度の新型コロナウイルスワクチンを配布すると明らかにした。写真はファイザー社製ワクチン。スペインのロンダで２月撮影（２０２１年　ロイター/Jon Nazca）

［９日　ロイター］ - 米ホワイトハウスは９日、政府は今週１８５０万回分程度の新型コロナウイルスワクチンを配布すると明らかにした。今週は、ジョンソン・エンド・ジョンソン（Ｊ＆Ｊ）の新たなワクチン出荷準備が整わず、先週の２１００万回分を下回る数となった。

先週の配布分には、新たに承認されたＪ＆Ｊのワクチン３５０万回分超が含まれていた。

サキ報道官は記者向けブリーフィングで、今週はＪ＆Ｊ製を除く、ファイザー・独ビオンテックおよびモデルナのワクチン１５８０万回分を、各州と先住民居住区、米領地域に配布すると説明した。このほか、２７０万回分を薬局に配布する予定という。

Ｊ＆Ｊの生産ペースは予想より遅く、今週新たに出荷できる見通しはない。ただ、３月内には出荷再開が見込まれている。

米疾病対策センター（ＣＤＣ）によると、米国では、９日午前時点で、１億２３００万回分超のワクチンが配布され、９３７０万回分が運用されている。