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前場の日経平均は小幅続伸、方向感なく中盤から伸び悩む

ロイター / 2021年3月10日 12時0分

 3月10日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比12円88銭高の2万9040円82銭となり小幅続伸した。都内で2020年1月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 10日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比12円88銭高の2万9040円82銭となり、小幅続伸。前日の米国株式市場の上昇を好感して買い優勢で始まったものの中盤から方向感を欠く動きとなり、相場全体は伸び悩んだ。

時間外取引で米株先物が値を消していることも重しとなっている。

9日の米国株式市場は上昇。米国債利回りが低下し、このところ売られていたテクノロジー株に買いが入ったことからナスダック総合が約4%上昇し、前日の下げから持ち直した。ダウ工業株30種は取引時間中の最高値を更新。フィラデルフィア半導体指数(SOX)が6%以上の大幅上昇となった。

これを受けて日本株は、半導体関連株をはじめ値がさのグロース株が買われる一方、前日まで堅調に推移していたバリュー株が軟調なスタート。ただ、中盤からグロース株が値を消す中で、日経平均はこう着感が生じ、方向感を欠いて前日比終値近辺で一進一退の展開となった。

市場では「米長期金利の落ち着きによって、割高感が薄れた大型ハイテク株が買われた」(野村証券・投資情報部投資情報二課課長代理の神谷和男氏)との声が聞かれた。

値がさのグロース株が復権したかのような相場つきになったが、週末のメジャーSQ(特別清算指数)算出を控えているため、積極的にポジションを取ろうとする動きは見られず、前場中盤からは見送りムードが支配している。

TOPIXは0.08%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3766億9900万円となった。東証33業種では、医薬品、電気機器が上昇し、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品などの値下がりが目立つ。

個別では、ソニー、ファナックなどが堅調だが、三菱UFJフィナンシャル・グループ、日本製鉄などが反落し、朝方高かったソフトバンクグループもさえない。

東証1部の騰落数は、値上がりが835銘柄、値下がりが1259銘柄、変わらずが99銘柄だった。

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