グーグルとバイバー、ミャンマー国軍関連通信会社の広告を見直し
ロイター / 2021年3月11日 8時44分
3月10日、米アルファベット傘下のグーグルは、ミャンマー国軍が支援する通信会社による広告を見直しているとしたほか、一部の国軍関連アカウントを無効にしたことを明らかにした。写真は同社のロゴ。ダブリンで2月撮影(2021年 ロイター/Clodagh Kilcoyne)
[シンガポール 10日 ロイター] - 米アルファベット傘下のグーグルは10日、ミャンマー国軍が支援する通信会社による広告を見直しているとしたほか、一部の国軍関連アカウントを無効にしたことを明らかにした。
楽天傘下で通話アプリを提供するバイバーも、ミャンマー国内の全ての広告を一時的に停止した上で見直しを行うと表明した。
人権団体が国軍に対するサービスの提供を制限するよう求めたのを受けた。ミャンマーでは2月1日の国軍のクーデターへの抗議活動が続いており、数十人の死者が出ている。
人権団体「ジャスティス・フォー・ミャンマー(JFM)」は同日、グーグルとバイバーが国軍が株式を一部保有する通信会社・マイテル(Mytel)の新しい広告を掲載していると指摘。SNS(交流サイト)大手のフェイスブックはミャンマー国軍によるフェイスブックとインスタグラムの使用を禁止している。
ロイターがJFMの指摘について報じたのを受け、バイバーはミャンマー国内の広告を一時的に停止すると表明。
ツイッターへの投稿で「全ての広告がガイドラインに沿っていることを確認するため、現在の状況について調査する」とし、「ミャンマーの人々が現況下で自由で安全な対話を続けられるよう図るという最も重要な課題に引き続き注力している」とした。
マイテルとミャンマー国軍は、コメントの要請に応じていない。
グーグルの広報担当者は、ロイターの取材に「グーグルのサービスのアカウントを無効にしたり、国軍に関連する複数のユーチューブチャンネルや動画を削除するなどの行動を取った。当社はミャンマーの人々の情報アクセスや安全なコミュニケーションを助けることを優先している」と語った。
グーグルによると、無効としたのはGメールやブログ作成アプリ「ブロガー」、アプリ配信「グーグルプレイ」を含めた国軍に関連するアカウント。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1マクドナルド、休業店の半数再開=マイクロソフト障害は「無関係」
時事通信 / 2024年7月19日 21時37分
-
2物議醸す「ダイドー株売却」の内幕を丸木氏語る 大幅増配公表直後で批判を向けられた物言う株主
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 18時0分
-
3セキュリティーソフト世界シェア1位があだ…ウィンドウズ障害、「過去最大規模」の見方も
読売新聞 / 2024年7月20日 6時45分
-
4世界的にシステム障害、米航空は運航停止 問題特定し修復へ
ロイター / 2024年7月19日 19時54分
-
5TBS退職→Netflixと5年契約「50代P」選んだ道 「不適切にもほどがある」「俺の家の話」手掛けた
東洋経済オンライン / 2024年7月18日 12時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)