ロシア、コロナ死者が過去最多 酸素の予備少なく

ロシア政府は１０日、新型コロナウイルスによる過去２４時間の死者が、過去最多の１２３９人となったと報告した。モスクワのコロナ検査センターで９日撮影。（２０２１年　ロイター/Tatyana Makeyeva）

［モスクワ　１０日　ロイター］ - ロシア政府は１０日、新型コロナウイルスによる過去２４時間の死者が、過去最多の１２３９人となったと報告した。

同国は、新型コロナ対策として導入した１週間にわたる職場閉鎖を大半の地域で解除したばかり。

過去２４時間の新規感染者は３万８０５８人。うちモスクワは３９２７人。

ムラシュコ保健相は議会で、国内１２地域の病院で酸素の予備が少なくなっており、新たに補充しない限り、最大２日しか持たないと発言。その一方で、一部の地域ではすでに感染が減少しており、ワクチン接種が効果が出ていると述べた。ワクチン接種を受けた人の感染率は３─４％にとどまっているという。

同相によると、ロシアでは６２００万人以上が少なくとも１回のワクチン接種を受けた。