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米当局、監督不十分認める ファースト銀破綻巡り

ロイター / 2023年9月11日 7時23分

 米連邦預金保険公社(FDIC)は8日発表の報告書で、米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行のリスク管理について、今年5月の破綻前に監督を強化すべきだったとの認識を示した。写真はニューヨークで3月撮影(2023年 ロイター/Mike Segar)

Pete Schroeder

[ワシントン 8日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)は8日発表の報告書で、米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行のリスク管理について、今年5月の破綻前に監督を強化すべきだったとの認識を示した。ただ、預金流出の速さを踏まえると、それで同行が救えたかどうかは不明だと主張した。

報告書は、市場や預金者の信用喪失が破綻につながったと判断。銀行幹部や取締役会が金利リスクが手に負えなくなる前兆を無視したことも原因だと見なした。

ただ、金利や無保険の預金を巡る一部のリスクについて、FDICの監督担当者の判断が「寛容」すぎたと指摘。ファースト銀の規模が2倍となった時期、監督者が同行に実際に費やした時間は少なくなっていたとして、職員配置に疑問を呈した。

その上で「振り返れば、銀行や規制当局は、ソーシャルメディアであおられた流動性事件で無保険の預金集中問題が表面化し得るというリスクに対し、十分な認識を持っていなかったようだ」と結論付けた。

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