米グッドイヤー、約1200人削減へ 欧州などの再編計画承認

　米タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーは欧州・中東・アフリカ地域の合理化と人員再編計画を承認したと、規制当局に９月８日提出した文書で明らかにした。約１２００人を削減するという。２０１７年７月、マサチューセッツ州ソマービルで撮影（２０２３年　ロイター/Brian Snyder）

[８日 ロイター] - 米タイヤ大手グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバーは欧州・中東・アフリカ地域の合理化と人員再編計画を承認したと、規制当局に８日提出した文書で明らかにした。約１２００人を削減するという。

アクティビスト（物言う株主）として知られ、グッドイヤー株式の１０％を保有する米エリオット・インベストメント・マネジメントは５月、グットイヤーが経営に失敗しており、競合のミシュランやブリヂストンに後れを取っていると批判。営業と店舗販売の見直しを強く推奨していた。

グッドイヤーは、事業の簡素化とコスト構造の改善を目指しているとし、今回の再編で２０２４・２５年は大幅な節約が可能となると説明。２５年までのリストラ関連費用は税引き前で２億１０００万─２億３０００万ドルと予想した。