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米の対中半導体規制、サムスンとSKの適用除外を無期限延長

ロイター / 2023年10月10日 9時5分

 韓国のサムスン電子とSKハイニックスが中国で操業している半導体工場向けに、米国製半導体製造装置を供給することが、今後も米政府への特別な許可申請なしで無期限に認められる。写真はSKハイニックスのメモリーチップ。2022年2月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)

Joyce Lee

[ソウル 9日 ロイター] - 韓国のサムスン電子とSKハイニックスが中国で操業している半導体工場向けに、米国製半導体製造装置を供給することが、今後も米政府への特別な許可申請なしで無期限に認められる。韓国大統領府と両社が9日明らかにした。

米商務省は、自国製の半導体製造装置を個別の承認手続きなしで供給できる「検証された最終ユーザー」のリストを更新し、この中にサムスンとSKが入ったという。

韓国大統領府のチェ・サンモク経済首席秘書官は、米政府は既にこの決定をサムスンとSKに通知したと説明。「韓国半導体企業の中国における事業と投資を巡る不確実性が非常に和らいだ。これで長期的な国際経営戦略を安心して進めていくことができる」と語った。

両社は中国の半導体工場に膨大な投資をしており、米国の決定に歓迎の意を表明した。

サムスンは「中国での当社の半導体生産ライン操業に関する不透明感は大いに払しょくされた」とコメント。SKは「(半導体製造装置の)輸出規制の適用免除延長に関する米政府の決定を歓迎する。これが世界の半導体サプライチェーン(供給網)安定化に寄与すると信じている」と述べた。

サムスンは自社のNAND型フラッシュメモリーの40%を西安工場で製造し、SKはDRAMメモリーの約40%を無錫工場で、NAND型フラッシュメモリーの20%を大連工場で製造している。

またトレンドフォースによると、世界のDRAM市場における両社合計シェアは6月末時点で70%近く、NAND型フラッシュメモリーは50%に達する。

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