米共和マッカーシー氏、下院議長復帰に意欲 「党が望めば」

　１０月９日、米下院議長を解任された共和党のマッカーシー議員は、要請があれば議長職に復帰する考えを示した（２０２３年　ロイター／Kevin Lamarque）

Katharine Jackson

[ワシントン ９日 ロイター] - 米下院議長を解任された共和党のマッカーシー議員は９日、要請があれば議長職に復帰する考えを示した。

ラジオ番組のインタビューで「党が望むことなら何でもする。われわれは強く、結束することが必要だ」と述べた。

イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃を受けて米国に軍事支援を求める声が高まる中、共和党は早期の議長選出を迫られている。

下院共和党はマッカーシー氏解任後初めてとなる会合を９日夜に開き、１０日の非公開会合で立候補者の話を聞いた上で１１日に党の候補を投票で決める予定。週内にも新議長を選ぶ投票が下院で実施される可能性がある。

議長が決まるまで下院は新たな支援を承認できない状況だ。

議長選には下院共和ナンバー２のスカリス院内総務と保守派のジョーダン下院司法委員長が立候補を表明しているが、いずれも選出は確実ではない。このほか、ケビン・ハーン議員も出馬の可能性があるという。