パレスチナのアッバス議長、モスクワ訪問へ＝ロシアメディア

　１０月９日、ロシアメディアは、パレスチナ自治政府のアッバス議長がモスクワを訪問する見通しだと報じた。写真は９月、ニューヨークでの国連総会で撮影（２０２３年　ロイター／Brendan McDermid）

[１０日 ロイター] - ロシアメディアは９日、パレスチナ自治政府のアッバス議長がモスクワを訪問する見通しだと報じた。駐モスクワのパレスチナ大使が述べたという。

ロシアメディアＲＢＣによると、同大使はアッバス氏のモスクワ訪問で合意に達したとし、時期についてロシア側の公式声明を待っていると述べた。

また、同大使はロシア国営テレビに対し、両者が日々連絡を取っていると語った。

パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる週末の大規模攻撃を受け、イスラエルはガザを空爆している。

アラブ諸国、イラン、ハマス、イスラエルと関係を持つロシアは双方に対する暴力を非難すると同時に、独立したパレスチナ国家樹立の必要性を米国が無視していると批判している。

ロシアのプーチン大統領がアッバス氏と最後に会ったのは１年前で、カザフスタンで開かれた地域会合に合わせて会談した。ロシアメディアによると、アッバス氏は２年前を最後にロシアを訪問していない。