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米FRB副議長、銀行規制強化のメリットがコスト上回ると強調

ロイター / 2023年10月10日 10時1分

 10月9日、米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融規制担当)は、銀行業界団体向けの講演で銀行規制強化案について、銀行側が負担するかもしれない追加コストよりも資本要件強化のメリットの方が大きいとの見解を示した。写真はワシントンで3月撮影(2023年 ロイター/Kevin Lamarque)

Pete Schroeder

[ワシントン 9日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー副議長(金融規制担当)は9日、銀行業界団体向けの講演で銀行規制強化案について、銀行側が負担するかもしれない追加コストよりも資本要件強化のメリットの方が大きいとの見解を示した。

FRBなどの当局は、2007─09年の金融危機を受けてバーゼル銀行監督委員会が合意した国際資本基準を順守するために規制強化を提案。バー氏は、銀行の貸し出しコストへの影響は「限定的」であり、トレーディングなど他の業務に重点が置かれていると述べた。

バー氏が銀行規制について発言するのは、規制強化案発表後初めて。事前に準備された講演原稿によると、FRBを含む当局は同案をさらに良い内容にするために業界側の意見を歓迎するとしながらも「より健全で耐性のある金融システムを構築するには、資本増強の社会的便益と個別的コスト負担を比較検討する必要がある」と語り、規制強化の必要性を訴えた。

また、銀行の資本コストが上がれば貸し出しが抑制され、経済に悪影響を及ぼす可能性があるとの業界側の声にも反論。金融危機後に規制当局が厳しい規制を課した際にも同様の反発に遭ったが、米国の銀行システムは活力を維持し、経済も成長したと指摘した。

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