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中国碧桂園、オフショアの支払い義務履行できない可能性

ロイター / 2023年10月10日 11時27分

中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)は10日、オフショアの支払い義務について、期限内または猶予期間内に全てを履行できない可能性があると明らかにした。 写真は、同社のロゴ。2023年8月18日に中国・天津で撮影。(2023年 ロイター/Tingshu Wang)

[10日 ロイター] - 中国不動産開発大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)は10日、オフショアの支払い義務について、期限内または猶予期間内に全てを履行できない可能性があると明らかにした。

取引所への提出文書で「不払いにより、当グループの関連債権者が関連債務の支払い加速を要求したり、執行措置を求めたりする可能性がある」とした。

また、資産売却を巡り現在大きな不透明感に直面しており、「グループの流動性ポジションは短中期的に非常に逼迫した状況が続く見通し」と説明した。

碧桂園は109億6000万ドルのオフショア債と424億元(58億1000万ドル)相当の外貨建てローンを抱える。デフォルト(債務不履行)になれば債務再編が必要になり、同社やその資産は債権者によって清算される可能性がある。

9日が2024年と26年満期のドル建て債に対する6680万ドルの利払い期日だったが、30日間の猶予期間が設けられている。

また、9月に期日が到来した1500万ドルの利払いを来週17日までにできなければ、オフショア社債でデフォルト(債務不履行)に陥いることになる。

同社は1─9月の不動産販売成約額が1549億8000万元と、前年同期比で約43.9%減少し、21年比では65.4%急減した。

碧桂園は物件の引き渡しが同グループの「最も重要な企業責任かつ不動産市場保護の重要な柱」だとし、引き渡しに総力を挙げると表明した。

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