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世界天然ガス需要、26年までの伸び鈍化へ=IEA

ロイター / 2023年10月10日 15時49分

 10月10日 国際エネルギー機関(IEA)は10日、世界の天然ガス需要について、2022─26年が年平均1.6%増と、17─21年の2.5%増から伸びが鈍化するとの見通しを示した。写真は2020年4月、米テキサス州ワートンで撮影(2023年 ロイター/Adrees Latif)

Nina Chestney

[ロンドン 10日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は10日、世界の天然ガス需要について、2022─26年が年平均1.6%増と、17─21年の2.5%増から伸びが鈍化するとの見通しを示した。毎年公表しているガス市場の中期見通しで明らかにした。

欧米など成熟市場の需要は21年にピークに達しており、26年まで毎年1%ずつ減少する見込み。再生可能エネルギーの導入加速やエネルギー効率の改善が背景という。

欧州ではウクライナ戦争でロシアからのパイプライン経由の天然ガス輸入が減少し、各国政府が代替エネルギーの調達を迫られた。

IEAの貞森恵祐エネルギー市場・安全保障局長は「世界のガス市場は11─21年の最盛期を経て、新しい、より不安定な期間に突入した。伸び鈍化とボラティリティーの高まりが特徴になる可能性が高く、世界の需要は20年代末までにピークに達する可能性がある」と述べた。

成熟市場では消費が減少するが、世界の消費量の半分近くを占めるアジア新興国や中東・アフリカのガス資源国などで消費が伸びる見通し。

22─26年の世界のガス需要の増加分のうち、半分近くは中国が占めるとみられている。

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