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バイデン氏、ハマスの攻撃を非難 イスラエル支援を強調

ロイター / 2023年10月11日 7時34分

バイデン米大統領は10日演説し、イスラム組織ハマスのイスラエル攻撃を「全くの邪悪な行為」と非難した。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Jonathan Ernst)

Steve Holland Nandita Bose

[ワシントン 10日 ロイター] - バイデン米大統領は10日に演説し、イスラム組織ハマスのイスラエル攻撃を「全くの邪悪な行為」と非難し、米国によるイスラエルへの支援を強調した。

ハマスの人質となっている米国人への懸念も表明。イスラエルに「戦時国際法」に従って対応するよう求めた。

バイデン氏は「親が虐殺され、赤ん坊が殺され、家族全員が殺害された」などという痛ましい報告があると語った。

攻撃により少なくとも14人の米国人が死亡した。サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)によると、米国人20人が行方不明になっているが、人質にされているかどうかは不明。

バイデン氏はハマスが人質を処刑すると脅し「人間の道徳のあらゆる規範」に違反したと指摘。過激派組織「イスラム国」(IS)の暴挙を想起させると述べた。

この状況を利用しようと考えている国や組織に対するメッセージがあるとも述べ、「やめろ」と訴えた。イランや、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラなどのイランが支援する組織に言及したとみられる。

また、この攻撃がもたらし得る国内への脅威を排除するため、米国の法執行機関が措置を取っていると明らかにした。

警察が国内のユダヤ人の生活の中心地周辺の警備を強化しているという。

「米国には憎しみの場所はない。ユダヤ人に対しても、イスラム教徒に対しても誰に対してもだ」と語った。

米連邦捜査局(FBI)は事態を注意深く監視しているとした上で、イスラエルでのハマスの攻撃から生じる米国への脅威を示す具体的で信頼できる情報はないとしている。

演説に先立ち、バイデン大統領はイスラエルのネタニヤフ首相とこの4日間で3回目の電話会談を行った。バイデン大統領は会談で、米国が同様の攻撃を受けた場合、「迅速かつ断固とした圧倒的な対応に出るだろう」としつつも、民主主義国家は戦時下においても法の支配を堅持する必要があるとネタニヤフ首相に伝えたという。

イスラエルを支援するために提供する米国の軍事援助について説明し、議会に緊急の行動を取るよう要請すると述べた。関係筋によると、ホワイトハウスはウクライナとイスラエル双方への軍事援助を含む要請書を議会に提出することを検討している。

また、米国務省によると、ブリンケン国務長官が12日にイスラエルを訪問し、同国の政府高官らと会談する予定。

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