金利上昇、FRB利上げ幅の縮小意味する可能性=ミネアポリス連銀総裁
ロイター / 2023年10月11日 5時57分
米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は10日、最近の長期国債利回りの上昇が、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ幅の縮小を意味する「可能性がある」と述べた。2022年6月撮影(2023年 ロイター/Sarah Silbiger)
[10日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は10日、最近の長期国債利回りの上昇が、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ幅の縮小を意味する「可能性がある」と述べた。
マイノット州立大学主催のタウンホールでの発言。
同総裁は「長期債利回りの上昇が、インフレ率を下げるという点で、われわれの仕事の一部を担ってくれる可能性は確かにある」と述べた。
その上で、「もし長期債利回りの上昇が、われわれの行動に対する期待が変わったからであれば、その利回りを維持するためには市場の期待に沿う必要があるかもしれない」とした。
インフレ率がFRBの目標である2%に戻る一方で失業率は急上昇しない、いわゆる経済のソフトランディングが起こる可能性について聞かれ、カシュカリ氏は「好ましい」と答えた。
雇用市場と景気は、これまでのFRBの利上げに対して想像以上に耐性を示しているという。もし経済が強すぎるようであればFRBはさらに利上げをする必要があるかもしれないとし、「勝利を宣言するには早すぎる」と述べた。
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