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ガザ戦闘勃発後にXで偽情報拡散、欧州委員がマスク氏に対応要請

ロイター / 2023年10月11日 7時25分

 10月10日、欧州委員会のブルトン委員(域内市場)は、実業家イーロン・マスク氏が所有する短文投稿サイトのX(旧ツイッター)で、パレスチナ自治区ガザ周辺におけるイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘勃発後に偽情報が拡散されていると述べ、マスク氏に至急対応するよう求めた。写真はXのロゴ。7月撮影(2023年 ロイター/Dado Ruvic)

[ブリュッセル 10日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のブルトン委員(域内市場)は10日、実業家イーロン・マスク氏が所有する短文投稿サイトのX(旧ツイッター)で、パレスチナ自治区ガザ周辺におけるイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘勃発後に偽情報が拡散されていると述べ、マスク氏に至急対応するよう求めた。

ブルトン氏は、XがEU域内に違法コンテンツや偽情報を広める道具として使われている証拠があると指摘。有効な対策を迅速に講じて、それらをEUに報告してほしいとマスク氏に要請した。ただ偽情報の詳しい内容は明らかにしていない。

EUが導入したデジタルサービス法(DSA)は、Xなどのプラットフォームが違法コンテンツを削除し、公共の安全や人々の対話を脅かす問題への解決策を打ち出すことを義務付けており、応じない場合は最大で世界全体の売上高の6%相当の制裁金を科せられる可能性がある。

マスク氏はブルトン氏の発言に反応し、Xの運営方針は全てをオープンソースにして透明性を確保することだと述べた上で「あなた(ブルトン氏)が示唆しているXにおける違法行為を例示してほしい。そうすれば人々が目にすることができる」と主張した。 

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