バルト海のガスパイプライン、「外部活動」で破損=フィンランド
ロイター / 2023年10月11日 8時9分
10月10日、フィンランド政府は同国とエストニアを結ぶバルト海の海底ガスパイプラインと通信ケーブルが破損したと発表した。写真は破損現場付近の海域を警備するフィンランド国境警備隊の船。同警備隊提供(2023年 ロイター)
Anne Kauranen Terje Solsvik
[ヘルシンキ 10日 ロイター] - フィンランド政府は10日、同国とエストニアを結ぶバルト海の海底ガスパイプラインと通信ケーブルが破損したと発表した。意図的な行為によって引き起こされた可能性があるとしている。
北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、破損情報を共有しており、関係する同盟国を支援する用意があると述べた。フィンランドは4月にNATOに加盟し、エストニアは2004年から加盟している。
長さ77キロのガスパイプライン「バルチックコネクター」は穴からガスが漏れているとの懸念で8日に稼働停止。フィンランドの運営会社ガスグリッドは、修復に数カ月以上かかる可能性があると表明した。
フィンランドのニーニスト大統領は10日の声明で「ガスパイプラインと通信ケーブルの両方が破損したのは、外部活動によるものと思われる。原因はなお明らかではなく、エストニアとの協力の下、調査が続けられている」と説明した。
フィンランド政府によると、同国のエネルギー供給は安定しており、国内全体の通信接続性にも影響はない。当局によると、ガスパイプラインの破損はフィンランド海域で、通信ケーブルの破損はエストニア海域で起きたもよう。
ノルウェーの地震研究機関Norsarは10日、バルト海のパイプラインの位置近くで8日に「爆発の可能性」を確認したと発表したが、データには重大な不確実性があり、さらなる分析が必要だとした。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1モスクワ住宅街で車爆発、2人負傷=軍情報員標的か、トルコ逃亡の男拘束
時事通信 / 2024年7月24日 19時29分
-
2バンス氏、出産経験ない女性中傷 非難殺到、ハリス氏ら名指し
共同通信 / 2024年7月24日 16時41分
-
3ニュース裏表 平井文夫 〝バイデンおろし〟で米国は再び分断へ 米大統領選、ハリス氏指名確実 多様性だけが売り、トランプ氏への個人攻撃に走るしかない
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月25日 6時30分
-
4ハリス氏が嫌われる理由 バイデン大統領の後継も「政策能力が怪しい」「白人労働者の支持得られるか…」ただ〝確トラ〟にはまだ早い
zakzak by夕刊フジ / 2024年7月24日 15時16分
-
5ロシア侵攻から2年5か月 ウクライナ国民の3割が「戦争終結のため領土の割譲を容認」と世論調査に回答
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月24日 22時11分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)