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ソフトバンクGが一時7%超安、7─9月期赤字拡大を嫌気

ロイター / 2023年11月10日 10時23分

写真は、同社を率いる孫正義氏。2018年11月5日に都内で撮影。(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 10日 ロイター] - ソフトバンクグループが一時7.6%安まで下落した。前日に発表した決算内容を嫌気する売りが先行している。午前10時04分現在は5.9%安で日経平均を73円ほど押し下げており、「赤字幅拡大が素直に嫌気されて売りが強まっている」(国内証券・アナリスト)という。

同社が9日に発表した2023年7─9月期の連結最終損益(国際会計基準)は9311億円の損失だった。4─6月期の4776億円から赤字幅が広がった。

傘下の英半導体設計大手アームの上場でビジョン・ファンド(VF)の運用成績が改善、外部の投資家への分配金の支払いが増加した上、為替が想定よりも円安方向で推移し為替差損を計上したことも利益を押し下げた。

市場では「同社は投資会社の側面が大きいので、外部環境に影響を受けやすい。今後、米金利の上昇一服や低下基調がしっかりみえてくるタイミングでは、株価は反転しやすいのではないか」(同)との声が出ている。

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