ブラックロックがイーサリアム信託を登録、ＥＴＦ申請の思惑呼ぶ

米資産運用大手ブラックロックは、暗号資産（仮想通貨）「イーサリアム」の信託を登録した。資料写真、２０２２年１０月、ＮＹＳＥ（２０２３年　ロイター／Brendan McDermid）

Suzanne McGee

[９日 ロイター] - 米資産運用大手ブラックロックは、暗号資産（仮想通貨）「イーサリアム」の信託を登録した。イーサリアムに投資する上場投資信託（ＥＴＦ）の承認を米証券取引委員会（ＳＥＣ）に申請するための第一歩となる可能性がある。

デラウェア州で登録されたされた信託は「ｉシェアーズ・イーサリアム・トラスト」。

イーサリアムは直近の取引で９．１８％高の約２０６２.８ドルと、４月以来の高値を付けた。代表的な暗号通貨であるビットコインは２．５６％高の３万６５５３ドルで、１年半ぶりの高値圏で推移している。

ブラックロックはビットコイン信託も今年に入って登録し、その１週間後には現物ビットコインに投資するＥＴＦをＳＥＣに承認申請した。

ＳＥＣはこれまで、ビットコインのＥＴＦについて先物に投資するものしか承認していない。